スーパーアミノ酸として注目を浴びている「シトルリン」を一度は聞いたことがあると思います。
本当に精力回復や勃起力向上に効果のある成分なの?
そんな疑問にお答えするために今回はシトルリンに関する効果や副作用、1日の推奨摂取量などをまとめました。
実はシトルリンは数年前までは実は医薬成分としての扱いを受けていた!?
シトルリンとは??
シトルリンは、身体において必須・非必須アミノ酸に属さない遊離アミノ酸の1つです。
スイカから発見されたアミノ酸で、ウリ科の野菜に多く含まれています。
この遊離アミノ酸は人体において、タンパク質との結合をせずに、1つのアミノ酸の状態で血中に存在します。
体内を循環し、組織内のアミノ酸が不足した場合に備えている栄養素です。
アルギニンとシトルリンは相互に変換しあう作用があり、これらのアミノ酸は人体において似た働きを示します。
日本でシトルリンが食品成分として利用可能になったのは2007年の8月からで、それまでは医薬品としての扱いを受けていた成分です。
多様な働きをするのに、身体にこれといった害がないスーパーアミノ酸がシトルリン!
シトルリンの効果・効能について
シトルリンはアルギニンと似た作用をするのですが、それらの作用はどのようなものがあるのでしょう。
血行促進による勃起力向上・ペニス増大効果
シトルリンは体内で、一酸化窒素(NO)の産生を促進し、血管を拡張させる働きがあります。
これによって血行がよくなり、動脈硬化の予防や運動パフォーマンスを向上させてくれるのです。
それだけでなく、海綿体内の血管拡張にも作用してくれるので、勃起力向上・ペニス増大に効果があります。
また、血流が良くなると代謝量が上るので、痩せやすく太りにくい身体になります。
これはメタボリックシンドロームの予防の効果もあるのです。
ギンギンペニスの決め手は血液量と容量。アルギニンシトルリンで増加させよう。
脳血流改善による記憶力・集中力アップ効果
一酸化窒素による血流改善効果は、脳内の血流もよくしてくれます。
脳内の血流が活発になると、記憶力や集中力がアップします。
疲労を強く感じる人ほど脳の血液量が増加しづらく、集中が途切れやすいのです。
また慢性的に脳の血液量が低下し、栄養や酸素が行き届かなくなると、認知症の発症につながる可能性があります。
シトルリンはこれらのリスクもきちんとサポートしてくれるわけです。
仕事が出来る男性はシトルリンやアルギニンを積極的に摂っているのです。
筋トレ・チントレをサポートしてくれる効果
シトルリンには、成長ホルモンの分泌を活発にする働きがあります。
成長ホルモンは人体において、タンパク質の合成や細胞の分裂を促進させる働きがあるのです。
この効果によって筋肉やペニスの組織の修復を助け、肥大化をさせてくれるのです。
また、シトルリンの血管拡張作用により代謝が上ることで、運動やセックスによって生じる乳酸やアンモニアの副産物を素早く分解し、エネルギーの生成を促進してくれます。
この反応で成長ホルモンの分泌や、筋肉を構成するタンパク質の分解抑制や合成促進等が起こります。
ペニスの細胞をシトルリンで分裂させてデカマラを目指そう!
肌を保湿し、美肌を維持する効果
シトルリンは肌の潤いを保つ天然保湿因子(NMF)の1つであり、遊離アミノ酸の中だとセリンの次に多く含まれています。
肌のハリツヤを維持するために重要な栄養素です。
肌の保湿だけでなく、血流改善による新陳代謝を活発にしてくれるので、肌のターンオーバーも促進できます。
抗酸化作用による肌を酸化ストレスから守ってくれる作用もあるので、美肌を維持するにはもってこいの成分というわけです。
魅力的な男性を目指すには美容も重要!
シトルリンを多く含む食材 ウリ科に多く含まれる栄養素?
シトルリンは上記にもあった通り、ウリ科の植物に一番多く含まれている成分です。
シトルリンを多く含む食材をランキング形式で掲載したので参考までにご覧ください。
順位 食品名 100gあたりに含まれる量 1 スイカ 180mg 2 ヘチマ 57mg 3 メロン 50mg 4 クコの実 34mg 5 冬瓜 18mg 6 ニガウリ 16mg 7 キュウリ 9.6mg 8 ニンニク 3.9mg
シトルリンの1日の推奨摂取量
シトルリンの1日の推奨摂取量は800mgほどとされています。
シトルリンは毒性の少ない成分で、余剰分は体外に排出されるのでよほど摂り過ぎない限り問題はないようです。
シトルリン800mgを食品から摂取しようとなると、スイカ1/7個、メロン1.3個、冬瓜3.8個、キュウリ56.5本など不可能に近いです。
サプリメントを上手に活用して、シトルリンを摂取するといいでしょう。
そもそもウリ科の野菜が嫌いな方は、サプリからシトルリンを摂取しないと不足してしまいます・・・。
シトルリン不足または過剰摂取による副作用
上記にもあった通り、シトルリンは非常に毒性の低い成分です。
過剰分は体外に排出されるため、過剰摂取による健康被害の報告は特に無いようです。
しかし、不足してしまうと上記にあった効果を得ることができなくなるので、積極的に摂取していきましょう。
シトルリンサプリの飲むタイミングについて
シトルリンには血管拡張・成長ホルモン分泌などの作用があるので、運動前・運動後・睡眠前に飲むことがオススメです。
運動前後に飲むことで疲労軽減や、筋繊維の損傷を抑えてくれる働きがあります。
また睡眠中は成長ホルモンの分泌が活発になるため、シトルリンを睡眠前に飲んでさらに分泌を促すことも効果的です。
シトルリンとアルギニンの違いは?
アルギニンは準必須アミノ酸の1つで、身体において欠かすことのできないタンパク質を構成するアミノ酸です。
シトルリンはタンパク質を構成せず、血中を循環する遊離アミノ酸の1つです。
どちらにも一酸化窒素の産生を促進し、血流を改善する効果や成長ホルモンの分泌を促す効果があります。
アルギニンとシトルリンは面白いことに、一酸化窒素を産生するサイクルにおいて、相互に変化しあう性質があります。
この2つの成分には身体への吸収率で大きな差があり、アルギニンはほとんどが肝臓と腸で代謝されてしまいます。
アルギニン単体では、十分な成長ホルモン分泌・血管拡張作用が得られません。
そのため、アルギニン単体で摂取するよりシトルリンとアルギニンをバランスよく摂取したほうがより効果的なのです。
オススメの摂取比率は、1日の摂取目安量からシトルリン:アルギニン=1:2~3または1:1が理想とされています。
相互に変換しあう2つの成分をどっちも摂ることが一番大切!だからアルギニンもシトルリンも精力剤には含まれているわけだったんです。
シトルリンについてまとめ
シトルリンは、元気なペニスを目指している男性には欠かすことの出来ない成分です。
それだけでなく、生活習慣病を患わずに若々しく男性の魅力あふれた生活を送り続けたい方にもぴったりになります。
シトルリンは特にウリ科の野菜に多く含まれているため、普段の食生活でまかないきるのが非常に難しい栄養素でもあります。
そのため、サプリメントや、男性機能も改善していきたい、もしくは維持したい方は精力剤を使うといいでしょう。
シトルリンやアルギニン単体ではなく、両方をバランスよく含んでいる精力剤が最も効果を発揮してくれるでしょう。